皆川博子随筆精華〈3〉書物の森の思い出

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皆川博子随筆精華〈3〉書物の森の思い出

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  • サイズ 46判/ページ数 326p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309030654
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

幼少期の追憶、世界が反転した敗戦、歌舞伎の魅力、『死の泉』と戦禍の中の子供たち、偏愛する小説と映画、執筆の秘密――物語を愛し、幻想の世界に遊ぶ小説の女王の随筆集、待望の第三弾。

著者情報
1930年生まれ。『壁 旅芝居殺人事件』で日本推理作家協会賞、『恋紅』で直木賞、『薔薇忌』で柴田錬三郎賞、『死の泉』で吉川英治文学賞、『開かせていただき光栄です』で本格ミステリ大賞を受賞。著書多数。

内容説明

幼少期の追憶、戦禍の子供たちと「死の泉」のこと、歌舞伎あれこれ、週間日記に執筆の秘密。夢中になって物語を紡いできた懐かしく愛しき時間。自伝エッセイ、身辺雑記連載など68の名品選。

目次

第1部 季のかよい路(かるたとり;ヨデの話 ほか)
第2部 舞台つ記(舞台つ記;確率二分の一のスリルの連続 ほか)
第3部 アリスのお茶会(J・グリーンの『閉ざされた庭』;血糊の挑発 ほか)
第4部 ビールが飲みたい(親はあっても…;私のアキレス腱 ほか)

著者等紹介

皆川博子[ミナガワヒロコ]
1930年生まれ。72年『海と十字架』でデビュー。73年「アルカディアの夏」で小説現代新人賞を受賞後、ミステリ、幻想小説、時代小説、歴史小説等、幅広いジャンルで創作を続ける。85年『壁―旅芝居殺人事件』で日本推理作家協会賞、86年『恋紅』で直木賞、90年『薔薇忌』で柴田錬三郎賞、98年『死の泉』で吉川英治文学賞、2012年『開かせていただき光栄です』で本格ミステリ大賞、12年日本ミステリー文学大賞、22年『インタヴュー・ウィズ・ザ・プリズナー』で毎日芸術賞。15年文化功労者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

100
皆川さんのエッセイを日下三蔵さんがまとめたものの第三冊目が出ました。今回は前2作に比べると表題作にあるような書物の思い出というよりは幼少時の思いでや父親や家族に関してのエッセイが多かったようです。お父さんはご実家が農業でありながら子供時代から優秀で東京帝大の医学部を出て本来は研究者的な道を歩みたかったようですが開業医をなされていたようです。ご自分の弟などを養わなければならなかったようです。そのほか映画の感想などもかなり述べられています。2023/08/14

HANA

80
随筆集シリーズ三冊目。前二巻が書物や著者の作品自体に眼目が置かれていたのに対し、本書は幼少時代の思い出や取材旅行の事等著者自身の事が色濃く出ているものが多いように感じられる。これはこれで著者の謦咳に接しているような気がして夢中になって読みふける。他にも歌舞伎やドイツ等著者の作品に通底するものも多く書かれていて、それらが小説とはまた違ったタッチで描かれているのを見るのは何とも楽しい。特にドイツ、名作中の名作『死の泉』の舞台裏ってこうなってたんですね。著者の作品に触れている身からすると、贅沢な一冊でした。2023/01/02

藤月はな(灯れ松明の火)

58
皆川博子女史の随筆集も遂に三巻目に突入。お芝居の見方や『死の泉』、『冬の旅人』執筆当時の出来事も収録。親子関係、戦後の不信など、重複するエピソードもあります。しかし、心霊術に傾倒していた父親とそれに従うように仕向ける母親への冷ややかな眼差しと、絵本を読む時に童心に帰った父親への愛情やキセル乗車を疑う駅員へ怒鳴り込む姿への敬意などが平等に書かれているので割り切れない愛憎が混在する心の襞を真摯に見つめて言葉として掬い上げるお方なんだなと改めて思いました。「取材旅行に行くけど、旅は嫌い」という本音も微笑ましい。2022/11/26

tosca

34
皆川さんの随筆集第三弾、幼少期の事や取材旅行の事など過去に読んで知っている話も有るし、この本の中でも同じエピソードが重複して何回か出てきたりもするが、やはり皆川さんの書いたものを読むのは楽しい。さすがにもうお年だから、そんな生活はされていないと思うが、以前のエッセイの中で自室が狭いうえ、本や資料などが沢山ありすぎてベッドや布団のためのスペースがないから大型コタツの上で仕事をして、コタツの中で眠る生活をしているとある。かなり前のエピソードではあるが大御所の作家さんがコタツで寝るのかぁと感心。2022/12/10

ぐうぐう

34
『皆川博子随筆精華』も3巻目。『書物の森の思い出』と題された今巻には、自伝エッセイや回想、そして身辺雑記が多く収録されているのが特徴。自身の幼い頃の話はこれまでも読んだことのある内容だが、親のことを語ったエッセイはめずらしく、印象深い。医師であった父がいつからか心霊の存在を信じるようになったエピソードは、別のエッセイでも何度も繰り返し語られていて、少女だった皆川博子には強烈なインパクトと複雑な想いを残したようだ。「後年、小説を書くようになってからは、そのころの辛い嫌な体験は、(つづく)2022/11/28

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