出版社内容情報
紙袋の中にはいったい何が入っていたのか!? 「アンフェア」「サイレント・トーキョー」の著者が5年ぶりに放つミステリー大作!
内容説明
栄の女子大小路にあるバー・タペンスで、のんびりとバイト店長を務めていた大夏。ところがそこに大事件が転がり込む!連続女児殺害事件の容疑者になってしまった大夏は、絶縁状態だった姉の美桜に助けを求めるのだが…ホステス、弁護士、大学教授、店の常連客、そして担当刑事、あらゆるネットワークを駆使した先に見えてきた驚愕の真相とは?真犯人が仕掛けた罠に、大逆転の計画で立ち向かう痛快ミステリー!
著者等紹介
秦建日子[ハタタケヒコ]
小説家・脚本家・演出家・映画監督。1968年生まれ。1997年より専業の作家活動。2004年『推理小説』で小説家デビュー。同作は“刑事 雪平夏見”シリーズとして続編とともにベストセラーとなり、『アンフェア』としてドラマ&映画化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みや
21
名古屋市内で小学生女児を襲う連続事件の容疑者にされた弟のために姉が事件を解くミステリ。女子大小路は名古屋の歓楽街で、他にも名古屋や岐阜の地名が多く登場する。現地を知っていたら更に楽しめそう。文章は軽いノリで、登場人物たちはキャラが濃く、テンポの良い会話はサクサクと読める。その割に事件そのものはヘビーで、虐待不倫援交汚職隠蔽など胸糞悪い。ギャップが生む空気感が面白かった。時間軸や視点が行き来して、終盤は特にややこしい。深く考えずに勢いで読み進んだが、最後は少し疲れてしまった。やっぱり「姉」は格好いい!2021/11/12
み
17
ジャケ読みした作品。何となく読了。ちと楽しめずでした。2024/01/08
Yuna Ioki☆
17
2140-360-41 雪平夏見シリーズとはちがってこんな軽い作品書く人だったのかな?って感じ。ダメンズな弟を手玉にとって殺人事件をあっさり解決しちゃう姉。喧嘩別れしても兄弟の縁まで切れなかったお姉さん気質健在ですなw 名古屋が舞台なのかと思っていたら東海地方の地域密着情報誌で掲載されていたと知り納得。あとがきで柳ケ瀬や長良川温泉紹介するわけだw2021/11/23
座敷童
14
なんともドタバタ劇。ここまで間の悪い事ってあるものなのかというくらい。 まあ仕組まれたものなら仕方ないか。2021/10/13
ヨッコ
14
テンポも良くて先が気になり一気読み。巻き込まれ体質の主人公・大貴。次々と事件に巻き込まれていく。登場人物が多いけれど、そこはさすが脚本家の秦さん。上手にさばいていて読みやすかった。特に大貴の姉・美桜のキャラはアネゴ肌でスカッとした。2021/10/13