出版社内容情報
女の本質をそっと教える珠玉のエッセイ集。女の生態、よそおう、摩訶不思議、女のはしくれ、働くあなたへ、の5章に短篇を1本収録。
内容説明
恥じらい、つつしみ、思いやり、おしゃべり、含羞、おしゃれ好き、意地悪、嘘つき、見栄っ張り…。女の本質をそっと教える向田邦子珠玉のエッセイ。
目次
女の生態
よそおう
摩訶不思議
女のはしくれ
働くあなたへ
小説 胡桃の部屋
著者等紹介
向田邦子[ムコウダクニコ]
1929年東京生まれ。実践女子専門学校国語科卒業。映画雑誌編集記者を経て放送作家となりラジオ・テレビで活躍。代表作に「七人の孫」「だいこんの花」「寺内貫太郎一家」「阿修羅のごとく」「隣りの女」など。1980年初めての短篇小説「花の名前」「かわうそ」「犬小屋」で第83回直木賞を受賞し作家生活に入る。1981年8月飛行機事故で急逝(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ちゃちゃ
109
時折、無性に読みたくなる大好物の向田邦子エッセイ。巧い、落としどころが絶妙。本作の副題は「女を描く傑作選」。中には時代を感じさせるものもあったが、いずれも彼女の鋭い人間観察眼で切り取られた女性の特性が、ユーモアとペーソスを織り交ぜ、気取らない筆致で、時には辛辣に綴られる。既読ではあったが、彼女の生き様を真摯に吐露した『手袋を探す』が印象に残る。自分に合う「手袋」を妥協せずに追い求める、探究心や好奇心、自己愛の強さ。自分の欠点を隠さず、私は私!と丸ごと受けとめ勇猛果敢に生きてゆく潔さに惚れ惚れするのだ。2023/01/23
ゆきち
70
女を描くエッセイ傑作選。既読のものもあったが、どれも面白く何度読んでも良い。一番好きなものは、先日も読んだばかりだが『手袋をさがす』である。向田邦子さんの生き方がとてもよくわかる。わたしもそうありたいと思った。『そして〜私は決めたのです。反省するのをやめにしよう〜と。』これは、何度読んでも心に響く。自分の決めたことに責任を持って堂々と生きる。そう生きるのはなかなか難しい。でもそう生きたいと思えた。巻末の小説『胡桃の部屋』もとても良かった。家を出て行った父親の代わりに自分を抑え、懸命に頑張る桃子が愛おしい。2022/09/13
nemuro
51
既読本は『海苔と卵と朝めし~食いしん坊エッセイ傑作選~』(昨年1月了)と『冬の運動会』(昨年3月)の2冊。さて、本書。『向田邦子全集 新版』(文藝春秋)を底本に週刊文春・朝日新聞・オール讀物などに掲載のエッセイ・小説を「女の生態」「よそおう」「摩訶不思議」「女のはしくれ」「働くあなたへ」の5章に集約の34作。「独りを慎む」(『はんえいくらぶ』1980年秋号)では「ひとり暮らしでの、自由と自堕落」が語られていて、甚く同感。『花椿』(1973年5月号)に掲載の表題作。この短文が選ばれた理由を、ふと考えてみた。2026/03/30
JADE
19
向田さんのエッセイを、ふっと読みたくなるときがある。副題に「女を描くエッセイ傑作選」とあって、ちょっとドキッとして借りてきた。「女の生態」「よそおう」「摩訶不思議」「女のはしくれ」「働くあなたへ」の5章と、おまけの小説「胡桃の部屋」。ドキッとするほどのことはなかったけど、女の子、思春期の少女、オトナの女性、それぞれの気持ちの在り方や感じ方を、へぇそうなんだと思うことがいくつもあった。それと、昭和の女性の美しさを感じさせていただいた。向田さんの凛とした文章はやっぱり好きだ。☆42025/10/15
ジュール
19
久しぶりに向田さんのエッセイ集。 一部は既読のものもあったが、昭和のなつかしさを覚える。 きりっとした女性らしさ、父親の影響(ファザコン?)を受けた男らしさが潔い。 特に表題作の「伯爵のお気に入り」 マミオのしぐさの模写がうまい。 新しい香水の匂いを嗅いで軽い頭突きをくらわせる。 猫好き、むしろ猫に奉仕する作者がとてもうまく描けている。2025/07/05
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