森があふれる

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  • サイズ 46判/ページ数 192p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309028163
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

作家の夫に小説の題材にされ続けた主婦の琉生はある日、植物の種を飲み発芽、広大な森と化す。夫婦の犠牲と呪いに立ち向かった傑作。

内容説明

小説家の夫・徹也に、書くことを通じて奪われてきた妻・琉生。愛の果ての果て、女が見たものは、光か、地獄か?現実を凌駕する、超弩級の傑作!

著者等紹介

彩瀬まる[アヤセマル]
1986年千葉県生まれ。2010年「花に眩む」で女による女のためのR‐18文学賞読者賞を受賞しデビュー。16年『やがて海へと届く』(講談社)で第三八回野間文芸新人賞候補、17年『くちなし』(文藝春秋)で第一五八回直木賞候補、第五回高校生直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

361
彩瀬 まるは、新作中心に読んでいる作家です。作家緑化ファンタジー、著者は『くちなし』で直木賞賞にノミネートされましたが、本作で芥川賞を狙っているのかも知れません。人間+植物ということで、マンドラゴラを想い出しました。 https://www.huffingtonpost.jp/2018/01/10/mandragora_a_23329297/2019/09/18

さてさて

279
『愛を役割にされた人は、理性の性質を奪われる』。そんな言葉の意味を深く感じさせるかのように、作家の『妻から発芽』するというあまりに強烈な前提世界が描かれていくこの作品。五人の主人公の視点で描かれるこの作品には、愛することの意味を思う主人公たちの姿が描かれていました。”小説内小説”の存在が物語に奥行きを与えていくこの作品。『妻から発芽』するという強烈な設定に感覚が麻痺するのも感じるこの作品。『人を愛するとはなんだろう』という問いを、読者に予期せぬ方向から突きつける彩瀬まるさんの凄さを見た、そんな作品でした。2023/10/12

しんたろー

232
中堅作家の妻が植物の種を大量に食べて体中から発芽し、あっと言う間に成長した植物で夫婦の寝室が果てしない森になる…それを担当者編集者~作家の不倫相手~新任編集者~作家自身~作家の妻、5人の視点で描く中編はファンタジーベースで夫婦の形や愛の形を考えさせる物語。心に刺さるシーンやフレーズで魅了される彩瀬さんらしい濃縮された文章が心地好い。人生観や性差別にも言及していて、相反するエンタメと純文学をミックスした実験作かも知れない。癖の強いチーズのような味わいで好みが分かれるだろうが、濃厚で不思議な世界を堪能した。2019/12/26

ウッディ

232
「妻がはつがした」妻・琉生との恋愛を描いた「涙」という作品で作家としての地位を築いた埜渡は、大量の種子を食べた妻の体から植物の芽が出たことを告げる。夫の不倫を知った琉生は、森の苗床となり、静かに部屋を飲み込む。ショッキングな描写から始まる小説は、夫婦の心のすれ違いと作家が作品を生み出すことの苦悩を綴っていく。妻が出ていき、荒れ放題になった家に取り残された夫、それは森の中にいるような孤独感と開放感を味わうのかもしれない。ファンタジーなのか、比喩なのか、どう読むべきが迷いながらの読書は、すこし消化不良でした。2019/10/29

いつでも母さん

230
超現実的な私は、この「妻がはつがしたんだ」が理解できない。読み進むにしたがって、男と女の核の部分に刺激し合う様な気がした。それは錯覚だろうか?「愛を役割にされた人は、理性の性質を奪われる」はぁ~、男女のというより人の底の底を試されているようだった。分かり合えないから男と女なのだ。そして、正解などない。合うか合わないかーそれで人の営みは今も続いている。彩瀬まるの森の中で窒息しそうな私は多分ぶった切り、その森から逃げ出すだろう。はて、なんだこのレビューは(汗)2019/09/09

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