はっとりさんちの狩猟な毎日

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  • サイズ A5判/ページ数 158p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309027975
  • NDC分類 590.4
  • Cコード C0095

出版社内容情報

庭でシカをさばいたり、ニワトリを卵から育てたり……都会でサバイバル生活中のサラリーマン猟師父ちゃんとその家族を描くエッセイ。

内容説明

登山家と結婚した主婦は、彼の常軌を逸した“サバイバルな”行動に、いつのまにかまきこまれていく。長男が生まれてひと月後、「俺、年末年始は山でいないから」と置き去りにされたのは、ほんの序の口、次男・長女が生まれても、父ちゃんのチャレンジは止まらない。とつぜん狩猟にめざめて、住宅街のまんなかでシカを解体しはじめる。ニワトリ、犬、猫…と“家族”はどんどん増えていく―。

目次

1 登山家の妻になる(ちゃぶ台からはじまる;小さな平屋に住む ほか)
2 動物の命を食べる(丘の上のゲタの家;サラリーマン猟師 ほか)
3 ニワトリのいる暮らし(ヒヨコがやってきた;キング、登場 ほか)
4 サバイバルは続く(犬と猫がやってきた;次男、高校をやめる ほか)

著者等紹介

服部小雪[ハットリコユキ]
1969年生まれ。イラストレーター。女子美術大学美術学科洋画専攻卒、同大学ワンダーフォーゲル部出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やっちゃん

27
服部家は嫁も変人かと思いきや至って普通。もっと旦那をこき下ろしてもいいと思うが不満はありつつも刺激的で楽しそう。嫁の寛容で優しいイラストや文章に対して服部文祥の後書きが理屈じみた言い訳ばかりで器が小さくいかにも小物らしいんだが逆にこれぞ服部文祥とも言えて笑える。まあ良い嫁さんだ。2021/05/27

みーなんきー

26
実に面白かったです。狩猟生活にハマったご主人を助けて、漫画家の奥さんも解体や、料理に携わり、ジビエ肉を子供のお弁当に入れたりなどして、生活に取り込んでいく。神奈川にお住まいなので、人の目や女性同士の噂話などにも耐えるのは楽じゃなかっただろう。ご主人の野生性を生かしてあげて、とにかく奥さんが偉い!大変な暮らしだろうけど、これが本来の人間の生き方かも、と羨ましく思う部分もあり。2021/03/30

みち

24
面白かった。ご主人がちょっと変わった人だから、奥さんももしかして、と思っていたけど、全然普通の人だ。っていうより、いろんな考え方に偏見を持たずに対処できる、ある意味スーパーな人かもと思った。この家族、これからも楽しみなので、また気が向いたら続編を描いて欲しいわ。2019/08/05

なにょう

22
この奥さんがすごいです。崖っぷちに建つ家で鶏と犬と猫飼って、3人の子ども育てる。★家にエアコンがないそうだ。夏はいよいよ暑くなるんだから、エアコンは買ったほうがいいと思う。2021/04/10

まいぽん

21
文祥さんの『サバイバル家族』を読んだら、妻の小雪さんから見た服部家も知りたくなった。自分の信念は曲げないブレない文祥さんと暮らすのは、面白そうだけど大変そうだ。小雪さんが時々世間体や常識を気にして悩んだりしているのがかわいい。服部家の子どもたちは鶏や犬猫と一緒に暮らし、庭で解体された鹿肉や育てた鶏をしめて食べ、時には父親と山に入る。小雪さんはサバイバル登山から夫が帰らない日が来る可能性を恐れながらも、彼の覚悟を受け入れている。長旅から家族のもとへ帰ってくる夫の姿を、限りなく美しい光景として心に刻んでいる。2023/10/18

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