出版社内容情報
初期傑作新書の新装版。毅然として生きていく上で有益な叡智の数々。人生の本質をみつめ、身につけておきたい五十七の心がまえ。
白洲 正子[シラス マサコ]
著・文・その他
目次
たしなみについて
新しい女性の為に
智慧というもの
進歩ということ
お祈り
創造の意味
著者等紹介
白洲正子[シラスマサコ]
1910年、東京生まれ。評論家、随筆家。日本の古典・芸能・工芸などの研究家。薩摩藩の海軍大将・樺山資紀、川村純義の孫。幼時より梅若宗家で能を習う。十四歳で米国留学、1928年帰国。翌年、英字新聞記者だった白洲次郎と結婚。43年『お能』を処女出版。河上徹太郎、青山二郎、小林秀雄らを知り、審美眼と骨董、文章を修業。1964年『能面』で、72年には『かくれ里』で読売文学賞を受賞。98年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とよぽん
18
白洲次郎の妻、白洲正子のエッセイ集だが、タイトルの「たしなみ」そのものについては云々していないような印象。随分歯切れよくズバズバ断定する文章だ。所々にかなりの「上から目線」があり、現代に生きていたら「うるさ型」の論客だろう。ただし、白洲さんはTVのバラエティ番組には決して出ないと思う。清少納言と中宮定子のことを書いた章が、一番面白かった。2018/11/03
玲
5
ー「人間」に年などありません。若くとも一所にじっとしているならば、それは既に老いたのです ー人間を造る以外のところに、人間としての仕事はないと云うこと。学問も教養も、文化も知識もー四肢の隅々までのびのびも育った人でなくては、健康な美しさと言うわけにはゆきますまいに。 ー現代人は無責任なのです、自分自身に対して。 「命には終わりあり、能には果てなし」 ー不易、花、つねなるもの、永遠の美、若さ、、美しいものに触れて驚く、その精神は新鮮です。 時代は違えども、憧れる女性の筆頭。2019/08/16
Kenji Nakamura
3
人生は短いから大切に!2020/07/18
Takeshi Nakajima
1
少し自分にとっては難しかったです。2020/02/26
みぞ
0
ル=グウィンさんよりも先に読み始めたのに、読み終わるのは後になってしまった。開くと不出来な門下生になった気分になるのです。背筋を伸ばして読まないと、ですね。2020/03/04