出版社内容情報
怪談・実話の大家による、幕末?戦前の新興宗教家、霊能者の生い立ち、秘蹟、スピリチュアリティをまざまざと伝えるルポ。
田中 貢太郎[タナカ コウタロウ]
著・文・その他
内容説明
スティグマかカリスマか。近代日本、奇蹟の教祖の実像。「怪談実話の巨匠」田中貢太郎が綴った近代日本の霊能者群像。大本教祖・出口直、“日本のラスプーチン”飯野吉三郎から誇大妄想狂・葦原将軍ら九人の実像。近代合理主義の地下水脈。
目次
人としての丸山教祖
金光教祖物語
大本教物語
黒住教祖物語
飯野吉三郎の横顔
予言者宮崎虎之助
神仙河野久
木食上人山下覚道
蘆原将軍の病院生活
著者等紹介
田中貢太郎[タナカコウタロウ]
1880年、高知県長岡郡三里村(現・高知市仁井田)生まれ。作家。伝記物、情話物などを書くかたわら、怪談・奇譚の大家として一時代を築く。大町桂月、田山花袋、田岡嶺雲に師事。滝田樗陰に認められ、『中央公論』誌で活躍。1941年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
gtn
19
二十四歳で誇大妄想を起こし、昭和十二年、八十八歳で亡くなるまで病院を出ることがなかった蘆原将軍。晩年、日米戦争の開戦に当たり、軍用ペスト菌の製造を提案したとか。将軍のおかげで、生物兵器を使用しようとする者は乱心者であることが裏付けられた。2020/08/13
アカツキ
9
新興宗教の教祖や予言者などの信仰人生を書いた本。なかには怪しい人物、誇大妄想で有名なあの人も。金光教の教祖の話は霊能者・砂澤たまゑと神様の関係に似ていて、この人はそういう人だったんだろうなと感じる。黒住教も太陽を拝むこと大事という教えで普通に健康に良さそう。宗教は面白いと思うけど、集まって信仰するというのはどうもなぁ…。2025/10/24
尾原道場
1
著者は今の高知市仁井田の出身。2019/03/11




