出版社内容情報
晃が20歳になった日、自死した父。やがて彼は、父の壮絶な満州体験を知る…新聞社カメラマンを主人公に戦争と人間を描く傑作小説。
内容説明
晃が二十歳になった日、自死を決行した父。棺の前で彼は初めて、父の壮絶な満州体験を知る。新聞社のカメラマン矢崎晃―人間の生と死に迫る連作小説。
著者等紹介
中原清一郎[ナカハラセイイチロウ]
1953年、札幌市に生まれる。76年、東京大学在学中に、外岡秀俊名義で書いた『北帰行』で、第13回文藝賞を受賞しデビュー。朝日新聞社入社後、在職中のため別名義の中原清一郎で、小説『未だ王化に染はず』を発表。退社後の2014年に長篇『カノン』を発表し、外岡秀俊と中原清一郎が同一人物であることを明らかにした。現在もジャーナリストとして活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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