出版社内容情報
漱石大好きマンガ家香日ゆらによる決定版ガイド。生涯や作品、ゆかりの地、記念館、漱石をめぐる人々などをイラストやマンガで紹介!
内容説明
文豪・夏目漱石の生涯も作品も記念館も趣味も友達も全部ガイドしちゃいます!!
目次
1 夏目漱石を知る(漱石人生双六;夏目先生解体図;漱石アルバム;先生の日常;夏目家系図)
2 漱石ゆかりの地へ(東京漱石1日ツアー;記念館へ行こう!;漱石引っ越し録;漱石作品に登場する飲食店)
3 漱石をめぐる人々(人物相関図;漱石をめぐる人々;生年一覧表;漱石をめぐる人々をめぐる記念館・文学館・ゆかりの地ガイド)
4 作品・文献ガイド(先生の作品;美しい本は好きですか?漱石本装幀の世界;オススメ漱石文献;吾輩は登場人物である)
著者等紹介
香日ゆら[コウヒユラ]
漫画家。青森県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
seacalf
51
友人に熱烈な漱石フリークがいる。愛溢れる漱石トークをこれでもかと繰り出してくるので時々辟易。そんな彼をたまにはやりこめたい、もとい変化球で返して語らいたいと思い手に取る。159㎝、集合写真で見ても随分お小さい漱石先生。猫にも登場する羽二重団子、買いに行くか。日比谷の松本楼も漱石ゆかりの店。また値段が上がって敷居が高くなったけれど、久しぶりにオムライス食べに行こうかなと当初の予定より食い意地が張った感想に偏ってしまった。春日ゆらさんの描く漱石先生が好き。かの文豪の雑多な知識をゆる~く得たい方はどうぞ。2017/10/08
akihiko810/アカウント移行中
31
漱石マニアの漫画家がおくる、漱石をもっと知りたい人のための案内書。印象度A 漱石人生すごろく、漱石の写真、ゆかりの地探訪、門下生など人間関係リスト、作品紹介など、漱石に興味が出初めの人が手に取る入門書としては最高の本。 漱石の飼い猫(黒猫)には名前がないが、飼い犬にはヘクトーという名前があった、という小話ににやりとした2022/09/16
べる
26
漱石の人生が双六に。脳は現在も東大医学部に保管されている。中菅家によると「少し鼻へ抜ける金色がかった金属性の声」だったそう。肩幅狭いのを気にしているから注意。こだわり派のお洒落さん。煎茶と紅茶が好きでお酒はあまり飲めない。相撲が相当好き。万年筆のインクはセピアを好んだ。27歳のときに鎌倉の円覚寺に参禅して、その体験をもとに『夢十夜』『門』を執筆したというので行ってみたい。それから『猫』で登場する羽二重団子本店も。漱石と関係した人物とオススメ本の紹介も充実していた。中勘助の『夏目先生と私』は必読。2021/01/22
にゃこ
21
漱石の作品に苦手意識が強く、過去に読破できたことがないのだけれど、火急の用件で漱石を読まなければならなかったので、漱石に親近感を抱かせてくれた本作は素敵。早速こころ読んできます。2018/08/12
白狐
14
香日ゆらさんの漱石愛に溢れている作品だと思う。「漱石とはずがたり」と「先生と僕」を読んだ事があるので面白かった。両方とも1巻しか読んでいないから、2巻からも読みたい。2017/09/02