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禅のつれづれ

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  • サイズ B40判/ページ数 200p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784309025537
  • NDC分類 188.8
  • Cコード C0095

出版社内容情報

没後50年を経てさらに輝く禅研究の第一人者大拙の魅力を新書一冊に凝縮する、一般的な文章でまとめた入門的エッセイ集。

鈴木 大拙[スズキ ダイセツ]
1870年生まれ。仏教学者。禅文化を海外に紹介する。1966年没。著書に、『日本的霊性』『禅とは何か』『無心ということ』など。文化勲章受章。

内容説明

悟りとは、一心不乱である。没して50年、あらためて「禅とはなにか」を知る。日本人とはなにか、そして、東洋の叡智がここにある。大拙の禅入門

目次

大拙つれづれ草
東洋と西洋
現代における人間本来の自由と創造性
自由と宗教
勇気ある言葉
日本再発見
わが真宗観三題
安心―禅と真
妙好人
平常心是道
老人と小児性(遺稿)

著者等紹介

鈴木大拙[スズキダイセツ]
1870年、石川県金沢市生まれ。仏教学者。東京帝国大学選科在学中に、鎌倉・円覚寺で参禅に没頭。禅に関する著作を英語で執筆し、日本の禅文化を広く海外に紹介した。コロンビア大学や大谷大学などで教鞭を執る。ヨーロッパ神秘思想の紹介にも寄与した。1966年逝去。文化勲章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roughfractus02

8
「腹が減れば飯を食う」のような感覚即行為が平常心なら、「腹が減ったら飯を食おう」のように感覚と行為の間に意識ができるとその「自然法爾性」(本来在るがままであること)が「失脚する」と著者は言う。この場合「自然」は老子の「道」のような「自ら然る」(そのままで働く)の意だが、近代にnatureの訳語にこの語を当てると、自他を超える「自然」に代わり、意識の外の客体と見なす二元論的な隙間を作る。が、「おかげさまで」のような日常語には、感覚と行為に隙間のない東洋的「自然」が、内外を区別しない存在の力として生きている。2021/03/15

Bill

5
深い、深過ぎてまだ自分には理解が追いつかない。著者の仏教、禅や浄土真宗を極め、東洋思想に深い造詣を持っており、更にキリスト教や西洋思想にも精通して、互いの違いを表現できるのは凄い。2018/05/11

けいちゃん

1
まさにつれづれであった。古今東西の教養が身についていれば深く読み込めたに違いない。LSD のくだりを面白く思った。まだ整理されていない時代だったのだな。2019/08/18

r_ngsw

1
仏教、というものだけにとらわれず、東洋思想、西洋思想、宗教、哲学、文学等々、ありとあらゆる方面への造詣の深さがうかがい知れます。これぞ真の国際人かと感じました。「悟り」というものについて、 続き→ https://goo.gl/erO3XU 2017/05/23

梨木りん

0
一度じゃ分かり切れない。優しい言葉だけど何か本質的なものは全然わかりきっていないような気持ちでずっと読み進めた。2023/04/19

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