ラジオラジオラジオ!

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 188p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309024738
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

わたしとトモは週に一度、ラジオのパーソナリティーになる! 進路決定をきっかけに、すれちがう二人の女子高生を描く著者の新境地。

加藤 千恵[カトウ チエ]
1983年、旭川市生まれ。2001年、歌集『ハッピーアイスクリーム』で、高校生の時にデビュー。現在、小説・短歌・漫画原作ほか、幅広い分野で活躍。著書に『ハニー ビター ハニー』『あかねさす』など。

内容説明

地元ラジオ局で番組をもつ高校3年生のカナとトモ。進路決定を目前に、二人の未来への夢はすれ違い始めて…せつなさ120%の青春小説。

著者等紹介

加藤千恵[カトウチエ]
1983年、北海道旭川市に生まれる。2001年、歌集『ハッピーアイスクリーム』で、高校生の時にデビュー。現在、小説・短歌・エッセイなど、幅広い分野で活躍する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

❁かな❁

174
加藤千恵さんの作品を読むのは11作目。やっぱり加藤千恵さんは高校生の気持ちを描かれるの上手い!ラジオのパーソナリティーをすることになった高校三年生のカナとトモ。少しずつ気持ちにズレが生じてくる。2001年の設定でラジオでかける曲が懐かしく好きな曲が多くて嬉しくなりました♪aikoのボーイフレンド、ミスチルの口笛、ジュンスカの声がなくなるまでetc…。応援したくなりました!この本は2編入りで『青と赤の物語』は約30ページの短編ですがこちらの方が好み*とても素敵なお話♪「物語」の素晴らしさを再認識しました♡2016/11/05

115
高校生の友情ってこんな感じだったなと懐かしくなりました。不器用で、彼氏と別れに落ち込んだり、それぞれの事情に大きく振り回されたり。正直主人公のカナには共感できませんでした。アヤちゃんの怒りは当然だと思います。でも当時の時分も一番カナみたいに空気が読めない子だったように思います。あのあと、それぞれが成長して友情を取り戻してほしいです。2016/07/09

風眠

113
特別な自分になりたい。その一歩を踏み出すには、若さの自意識が邪魔をする。本当にやりたい事なら一人でもやればいいのにと思うのは、大人になったから言えることで、高校生の女の子には難しい。一緒にトイレに行く友達が必要という感覚と同じで、地元ラジオ局でパーソナリティをするにも一人では踏み出せない。夢見るのはいつだって大きな何か。そのくせ視野が狭くて、他人の反応を気にしてばかり。ちょっとした友人とのすれ違いが深刻になってしまう痛々しさとか、思い通りにならないもどかしさとか。青春って、そう、空回りする苦い時期だった。2016/08/05

優希

107
自分勝手で視野の狭さがありありと描かれますが、それは自分が人と違うと思っていることの表れでしょう。ラジオ番組を持つ高校生が語ることは特別な形を持って、何処か違う場所へ行きたい気持ちそのものでした。高校生なら誰もが持つであろう感情を描いているのでステレオタイプ感はあるけれど、高校生活が思い返されます。MDとかかけられる曲とかが懐かしい。世代は違うけれど、その曲が流行っていた頃の情景が浮かんでくるようでした。15年前という設定が何処となく懐かしさを漂わせますね。2016/12/31

takaC

103
装幀は良かった。お話は…。女子高生が主人公のモノローグだったら、まあこんなもんか。2016/10/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11023991
  • ご注意事項