出版社内容情報
若者の多くが恋愛も結婚もしなくなり、国はお見合い制度「アカガミ」を立ち上げた。ミツキはアカガミを通じて恋愛や性を知るのだが…
【著者紹介】
1965年東京生まれ。2009年「ミクマリ」で女による女のためのR-18文学大賞を受賞しデビュー。11年『ふがいない僕は空を見た』で山本周五郎賞、12年『晴天の迷いクジラ』で山田風太郎賞を受賞。
内容説明
渋谷で出会った謎の女性・ロダに勧められ、ミツキは国が設立したお見合いシステム「アカガミ」に志願した。しかし、これまで異性と話すことすらなかった彼女にとって、“国”が教える恋愛や家族は異様なもので、パートナーに選ばれたサツキとの団地生活も不安と驚きの連続だった。それでもシステムに手厚く護られた二人は、次第に恋愛やセックスを知り、「新しい家族」を得るのだが…。生きることの痛みと選択、そして輝きを見つめる衝撃作!
著者等紹介
窪美澄[クボミスミ]
1965年、東京都生まれ。広告制作会社、フリーの編集ライターを経て、2009年「ミクマリ」で第八回女による女のためのR‐18文学賞大賞を受賞しデビュー。11年、受賞作を収録した『ふがいない僕は空を見た』で第二四回山本周五郎賞を受賞、本屋大賞二位に選ばれる。12年、『晴天の迷いクジラ』で第三回山田風太郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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