出版社内容情報
生誕130年記念刊行!未発表資料多数。「花子とアン」で話題になった白蓮の波瀾万丈の生涯を美しい写真で読みとく!!
【著者紹介】
1925年、白蓮・龍介の長女として生まれる。光塩高等女学校卒業。短歌結社「ことたま」、「滔天会」を主宰。宮崎家にまつわる資料の保存・継承や、日中交流に尽力。著書に『娘が語る白蓮』など。
内容説明
生誕130年記念、初の公式ガイドブック。明治・大正・昭和と激動の時代をみずからの意思で歩んだ、稀有な女性の生涯。大正天皇の従妹。「大正三美人」の一人―初公開!白蓮アルバム。
目次
論考 高く評価されるべき白蓮の後半生
第1章 公家華族に生まれて 波瀾万丈の前半生―破婚、そして再び柳原家へ
第2章 東洋英和女学校での日々 白蓮の青春
第3章 九州へ 満たされぬ思い
第4章 白蓮事件
第5章 宮崎家へ
著者等紹介
宮崎蕗苳[ミヤザキフキ]
1925年(大正14)、白蓮・龍介の長女として生まれる。光塩女学校(現・光塩女子学院)卒業。1946年(昭和21)、智雄氏(のちに早稲田大学教授、故人)と結婚。二児に恵まれる。短歌結社「ことたま」、「滔天会」を主宰。華道・山村御流の教授、名誉華務職を歴任。宮崎家にまつわる資料の保存・継承や、日中交流に尽くすとともに、講演などをとおして、ゆかりの人たちの事績について伝えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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橘
7
当時、センセーショナルであったろう女性の生涯が、品良く紹介される。身内ならではの豊富な直筆の資料は、それだけでも見る価値あり。白蓮の手の、なんと端正な美しさよ。2016/05/23
ぱぁる
7
とても美しい人。たくさんの写真に雅かで裕福な印象。そして激しい人生。これらは関係ないけれど、なんにせよ「派手」な半生だったなと。確かに愛に生きたのかもしれないし、貫いたのかもしれない。だけどそれに振り回された人々もいるわけで、許されたということなのでしょうか。2015/12/11
たつや
4
林真理子の「白蓮れんれん」は読んでいたが、朝ドラ「花子とアン」は未見。ドラマで再燃したそうだが、白蓮事件は当時、テレビもない時に日本中を騒がすスキャンダルな家出をした。その生涯は女性なら、共感出来るのだろうか?和歌はまだ、興味は無い。2025/04/01
ふにふに
1
やんごとなき家に類まれなる美貌を持って生まれ、激しい愛に生きた女流歌人。なんてドラマチックな人生だろう。2021/04/07