１１１歳、いつでも今から―驚きの絵とエッセイ

後藤 はつの【著】

河出書房新社（2015/02発売）

• サイズ A5判／ページ数 126p／高さ 22cm
• 商品コード 9784309023533
• NDC分類 289.1
• Cコード C0095

出版社内容情報

73歳で習い始めた油絵で96歳で現代童画展文部大臣奨励賞受賞。100歳以降も好奇心一杯に暮らす111歳レディの絵とエッセイ。

【著者紹介】
明治37年（1903年）新潟県生まれ。73歳で習い始めた油絵に熱中、96歳で現代童画展文部大臣奨励賞受賞、99歳まで出展。107歳でNY旅行。108歳でニューエルダーシチズン大賞を最高齢で受賞。

内容説明

７３歳の手習いで始めた絵に夢中、８０歳代から９９歳まで、１００号の油絵を描き続ける。１００歳を超えてからは、アメリカ旅行、個展、新たに始めた百人一首…。いつも笑顔の１１１歳！その素晴らしい絵と生き方エピソードを紹介。

目次

第１章　７３歳からの手習いで画家デビュー（７３歳、イチから始めた絵にいつしか夢中に。もう歳だから、もう遅い。そんなことはありません。；はつの写真館（１）―晴れた日はバラ園に　ほか）
第２章　絵の原点、故郷・赤倉の思い出（絵のテーマは故郷の妙高山と赤倉温泉の暮らし。幼いころの思い出をあふれるように描きました。；別荘に豆腐を届けてはかわいがってもらった天心おじさん。作法や絵のこともさりげなく教えてくださいました。　ほか）
第３章　１００歳超えて、海外へ（１０３歳で米国・西海岸へ。１６日間の大旅行！はつのスマイルで友達もたくさんできました。；１０６歳でニューヨークへ。世界の中心で展覧会を開きたい！体調不良で頓挫。でも、挑戦には胸を張りたい。　ほか）
第４章　日々新しく。ほほえみを忘れずに（ぶつかり事故の大怪我から赤い服を身につけるように。赤い服は元気の源、自らを守る知恵でもあります。；毎日おしゃれ。女性であることを楽しみたい。赤い口紅をさして。華やかな笑顔で。　ほか）

著者等紹介

後藤はつの［ゴトウハツノ］
１９０３年（明治３６年）、新潟県妙高高原、赤倉温泉生まれ。７３歳のとき、ボケ防止に、と軽い気持ちで習い始めた絵に夢中に。８０歳代から９９歳まで１００号の油絵を描き続け、作品を展覧会に出展。１９９６年、９６歳のとき「明治２４年の遠足　苗名の滝」が現代童画展文部大臣奨励賞を受賞。１００歳を前に絵筆を置いた後も、２０１１年、第１１回ニューエルダーシチズン大賞受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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[yomineko＠猫と共に生きる]

本屋さんで見かけ、図書館で予約。勇気と元気をいっぱい、これ以上ないほどもらえた✨✨✨70代で初歩の初歩から絵画を始め、絵画展に出すほどの腕前に！！！お生まれになった1903年はライト兄弟が初飛行に成功したり、中国がまだ清国だったりした時代。高齢とは思えない細かい絵の数々は写真を見ながらではなく、幼少期の記憶を思い出しながらとの事に衝撃を覚えた。いつも挑戦する事を忘れず、おしゃれをして女性らしく。英語も門前の小僧形式で出来る様になられたとか。何歳になっても何でも出来る！！！超オススメです✨✨✨

2022/02/23

[はちてん]

精力的で派手な服装の似合う方だ。作品の色使いが若々しい。ご自身のファッション感覚と同じ。童画らしい楽しさがある。こういった元気で活躍しているご長寿から、少しでも影響されたい老人がドッサリ増えているのだろう。

2015/05/22

[七海華]

年齢を言い訳に、やりたい事を諦めたくないなと、この本を読んで改めて思いました。若い人と同じようなペースで物事が進まなくても、歳だからと諦めるのではなく、今の自分の気力・体力と折り合いを続けながら新たな事にチャレンジしたいなと思いました。とりあえず、今年、やってみたいことは三つ！自分なりのペースで頑張っていけたらなと思います（*＾o＾*）

2015/06/21

[keroppi]

華やかな服で笑顔いっぱいの１１１歳。後藤はつのさんの常に前向きな生き方は、元気を与えてくれる。

2015/06/21

[Koichi Tamura]

「できるかできないかではなく、やるかやらないか！」

2015/03/18