出版社内容情報
井上ひさしがてんぷくトリオのために書き下ろしたコント台本156本すべてを網羅し収録、ひさし流“笑い”のすべてが今、甦る!
【著者紹介】
1934年山形県生。上智大学卒。浅草フランス座文芸部進行係等を経て文筆業に。「手鎖心中」で直木賞、『吉里吉里人』で読売文学賞、日本SF大賞等を受賞、他、小説、戯曲、テレビ脚本で受賞多数。2010年逝去。
内容説明
井上ひさしが書き、てんぷくトリオが演じた傑作コント集。小説、戯曲、エッセイ、評論など、著者が世に送り出した作品に通底する、ユーモアのエッセンスや哲学がすべて詰まった決定版!
著者等紹介
井上ひさし[イノウエヒサシ]
1934年山形県生まれ。上智大学外国語学部フランス語科卒業。浅草フランス座文芸部員兼進行係などを経て、文筆業に入る。1972年『手鎖心中』で第六十七回直木賞、同年『道元の冒険』で第十七回岸田國士戯曲賞、芸術選奨新人賞、1981年『吉里吉里人』で第三十三回読売文学賞、第二回日本SF大賞を受賞。ほか、小説、戯曲、テレビ脚本などで受賞多数、著書多数。2010年4月9日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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gtn
18
てんぷくトリオのネタといえば「名月赤城山」とあと二、三と思っていたが、井上ひさしが膨大な作品を残していた。時事ネタばかりだろうと目を通すと、今でも通用するプロットも多い。この時代に「おかしな精神分析医」というフリップネタまで書いている。小林信彦が、井上のコント作家としての才能を羨んだのも分かる。その井上も三波伸介も戸塚睦夫も今はいない。伊東四朗の活躍と長寿を祈るのみ。2019/12/09
ベア
2
完全版だけあり、分厚く重い。持ち歩きができないのが困ったけど、とにかく面白い!てんぷくトリオ見たかったなあ。2015/04/26