赤毛のアン スクラップブック

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  • サイズ A4判/ページ数 127p/高さ 30cm
  • 商品コード 9784309021676
  • NDC分類 930.28
  • Cコード C0095

内容説明

『赤毛のアン』を生んだL・M・モンゴメリは、生涯にわたって何冊もの美しいスクラップブックをつくり、遺しました。そのなかから、“アン”シリーズが誕生した前後の時期、プリンスエドワード島で編まれたスクラップブックに、詳細な解説を付けてお届けします。アンが憧れたドレスをイメージさせるファッション画、アンのエピソードにも登場する詩や短編、モンゴメリが集めた押し花、絵はがき、レース、布地、大好きなネコの写真、そして、モンゴメリ自身が撮った島の風景写真…100年の時を経てなお色鮮やかなページの数々が、アンとモンゴメリの世界により深く誘います。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

帽子を編みます

49
ヴィクトリア時代に流行ったスクラップブック、モンゴメリのスクラップブックの本です。どのページも濃くて見始めると時間が経っています。ファッション、グリーティングカード、新聞記事、押し花、猫の毛?、服の切れ端、薔薇、忘れな草、猫、赤ちゃん、コダックで撮った青写真…。膨らんだ袖、今見ると滑稽なくらいですが、当時はどれだけ最新でスマートなものだったことでしょう。赤毛のアンと題名にありますが、出てくるわけではありません、題材とはなっているのかな?モンゴメリ研究には欠かせない素材となりそうです。2025/08/16

momonnga

9
赤毛のアンの原点。作者モンゴメリのがプリンスエドワード島にいた時に作ったスクラップブック。赤毛のアンや他の小説のイメージの元となったものがいっぱい。モンゴメリが気に入った新聞の切り抜き、詩や短編といったものが貼られていて、彼女がこうしてスクラップブックに残していなければ現代までに消えていただろう19世紀の貴重な詩や短編を読めるのはいいですね。この時代の写真は青味がかってる事も初めて知った。ドレスの挿絵や生地リボン、リスの毛まで貼ってあるのは面白い。2019/07/03

8
作者の感覚や時代の感性を伝えてくれる本。文字(言葉)は想像を膨らませる代わりに現実や書き手の本質を薄めることもある。それこそが文学の魅力だとは思うが、読み手の空想で楽しんだ先に作者の視界を見たいと感じた時、やはり作者と時代の織り合いを知ることは大事な手掛かりだ。言葉に巧みな作家だけに文字以外で作成したものは思考より感覚的なものを伝えてくれる面があると感じた。特に国や文化圏の違う読者に凄く良い資料だと思う。その時代の中のモンゴメリを感じることでプリンスエドワード島のアン以上にヴィクトリアンのアンを見られる。2013/04/12

ユメ

7
モンゴメリ作のスクラップブック。『赤毛のアン』をはじめとするモンゴメリの作品を愛読していた者にはたまらない!ファッション雑誌や新聞の切り抜き、写真、押し花などが色とりどりにセンスよく配置されていて、モンゴメリが愛した(すなわち彼女の作品の主人公たちが愛した)もので溢れている。勿論アンの憧れたパフスリーブの袖も!物語のインスピレーションの源となったであろうものもそこかしこに見受けられる。彼女自身が写真を撮っていた事には驚いた。この本はヴィクトリア朝の女性の文化史でもある。ただ眺めるだけで美しく、堪能できる。2014/04/18

ne_viderem

5
「赤毛のアン」の作者モンゴメリが遺したスクラップブック。イラストや写真、新聞記事、雑誌に掲載された詩、チラシや包み紙、押し花など。リリカル。ファッションブックからの切り抜きが可愛い。じっと目を凝らして、辞書を片手に原文で新聞記事や詩を読むのもいい。2018/08/26

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