内容説明
どう生きるか?なぜ生きるか?人生に行き詰まったとき、孤独に襲われたとき、親鸞の言葉は光明となって前途を照らし出す。生きる勇気が湧いてくる親鸞の名言。
目次
いまの自分を見つめる―天を仰いで見えざるときは、足下に転じよ。我が道は目前にある。
人間と畜生の違い―顧みて、我が人生に恥ずべきことなきや。
自分を見失わない―迷信、占い、吉凶に心揺れるとき、我が心の弱きを知れ。
人生に苦楽を問うな―水は方円の器に随い、人は縁に順う。
足るを知る―幸せならざるが不幸ではない。幸せと気づかざることが不幸なのだ。
独りでは生きていけない―生まれてくるときも独り、逝くときも独り。幸せは、この覚悟の上にある。
驕りの自覚―「善人」は、我が煩悩の裡に棲む。
悪を好む心―悪に交わるから悪になるのではない。心に宿す悪が露になるのだ。
見返りを求める心―人の我に違うを瞋らず、順うを溺愛するなかれ。
身びいきの心―同情されざるを恨むな。人はみな、心に“蛇蝎の毒針”を宿すゆえに。〔ほか〕
著者等紹介
向谷匡史[ムカイダニタダシ]
1950年、広島県生まれ。拓殖大学卒業。作家。浄土真宗本願寺派僧侶。日本空手道「昇空館」館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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