内容説明
当代の落語家、落語ファンに向けて。演芸エッセイ集。
目次
これは観とけ―と、父は言った―私の昭和芸能史
シャレに死す―小痴楽改め春風亭梅橋一代
今宵、落語ファンに神が微笑む―立川談志
談笑ファン
落語界最強の親子?―木久蔵・きくお
友人よりひと言―二代目林家木久蔵
プロの技量と了見
落語界のドリームチーム
立ち切れ線香の配役
談春、恐る可し〔ほか〕
著者等紹介
吉川潮[ヨシカワウシオ]
1948年、茨城県生まれ。小説家。立教大学経済学部卒。ルポライター、放送作家をへて、1979年から演芸評論家として活躍。1980年に小説家としてデビュー。落語立川流顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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飯田一史
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ものかきのあいだでの談春の取り合いみたいな状態はどうかと思うが(書き手の問題であって当人にはなんの責任もない)、書きたくさせるものを持っているだけのことなんだろう。広瀬和生は小朝落語は80年代から進歩がないと書いているが吉川先生は発展しているような書きぶりで、立川流びいきという点では同じだがそれ以外では評価割れてんだなぁと改めて気づいた。2014/08/26
snakedoctorK
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ケンシンコンビの漫才の小説はベタすぎたけどやっぱり泣いちゃいました2009/12/28
慶多楼
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評より小説の方が好きだ。2009/07/02
Kazuo Ebihara
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本書は、昭和から平成にかけて活躍中の落語家に関するエッセイと、 短編小説3篇をまとめたもの。 桂米助と月亭八方の競演を描いた「野球落語タイトルマッチ」と、 漫才コンビの生き様を描いた「相方」は、 ノンフィクションのような小説でなかなかに面白い。 吉川さんの他の本も読んでみようっと。2025/03/06
ishida
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するする読めた2020/10/06