内容説明
隣の部屋は、元カレかもしれない。上京したての出張ホスト、元客と別れたばかりのキャバ嬢、就活に疲れ果てた女子大生―。ネットカフェで隣り合わせた見知らぬ同士の、切なくてハッピーな物語。
著者等紹介
内藤みか[ナイトウミカ]
山梨県生まれ。22歳の時に大失恋したショックで書き綴った小説で作家デビュー。その後、各ケータイ小説サイトで圧倒的なアクセス数を誇り、新記録を次々達成、「ケータイ小説の女王」という異名をとる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
horihori【レビューがたまって追っつかない】
10
あるネカフェの個室がつながる、それぞれのヒミツ。ネカフェで就活するもいつまでも内定が出ない「彼の指のヒミツ」出張ホストになってデートしながら金儲けを目論む「いけないバイトのヒミツ」ホストとの約束をブッチしたキャバ嬢「初デートのヒミツ」キャバ嬢のの元彼に嫌気がさして、受付嬢と付き合いだした「彼女の夜のヒミツ」大好きなバンドの追っかけのため、全国のネカフェを泊まり歩く「家出少女のヒミツ」ライブの後の興奮をネカフェで1人冷ます「ライブのあとのヒミツ」突然起こった火災。ネカフェの客が避難を始める「みんなのヒミツ」2008/08/17
りゅか
2
ネットカフェを舞台にした連作短編集。プロの方だからか、ケータイ小説にありがちな荒唐無稽な感じはなく、読みやすかったし面白かったです。こんな上手いことが起きる訳無いと思いつつ、引き込まれました。2012/06/26
DAy
0
あるネットカフェの個室、それぞれの部屋の人物が、実は密接な関係だったら…。ケータイ小説っぽいと言ってしまえばそれまでだけど、壁一枚で隔てられた空間、同じ空間にいるのに、顔も見ず通り過ぎていくかもしれなかった人たちが、それぞれ描く人間関係はちょっと面白かったです。2013/07/12
banchi
0
お初の内藤さん@ケータイ小説。都会のネットカフェの壁一枚で仕切られた小さなパーソナルスペースのナイトパックで繰り広げられる偶然が重なったドラマたち、就活疲れの女子大生、出張ホストのバイトで女の子と金儲けを企む田舎から出てきた青年、キャバ嬢に染まっていく女性とその彼、好きなバンドのボーカルを追っかけする短大生、ライブが終わって一人ネットにふけるカリスマボーカル、それぞれにヒミツを抱えながらリンクしていく。 いかにも現代的といった趣きで面白かったんですが薄っぺらな印象を受けたのはケータイ小説なんだからだろうか2009/04/25
超
0
1ヵ所のとあるネットカフェで綴られるそれぞれの人生2019/05/05