内容説明
月収数百万円の世界を棄て、彼女たちはどこへ消えたのか?「夜」から「昼」へ―。風俗をやめて待っていたものは?身体を張って生きてきた女たちが、現在と過去を赤裸々に明かす!元風俗嬢による衝撃のノンフィクション。
目次
詠子
彩子
マドカ
めぐみ
深雪
愛
里歌
春菜
著者等紹介
酒井あゆみ[サカイアユミ]
1971年、福島県生まれ。上京後、十八歳で風俗の世界に入り、ファッションヘルス、AV女優、ホテトル、性感マッサージ、契約愛人業などを経験する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シャボン玉
19
インタビューと並行して著者自身の体験とわだかまりが逐一気にかかった。2019/10/04
sawa
6
★★☆☆☆ 元・風俗嬢へのインタビュー集。インタビュー側も風俗経験があるためか、彼女達への共感が強くて読み手はひいてしまう。「風俗嬢も中身は普通の女性」っていう事を伝えたいそうだが、これを読むと、「風俗嬢は、みんな家庭が複雑で、精神的に不安定で、頭が悪くて」みたいなイメージを与えてしまうのではなかろうか…。「母子家庭だから血のつながりが濃いのかな」みたいなトンデモ発言をそのまま載せちゃうのも、作為的でなく、考えなしなんじゃないかと疑ってしまう。(図)2012/05/11
めぐこ
4
女性の貧困と風俗・性産業の関係をよく聞くようになったから、風俗嬢を引退した後どうなるのか知りたかったけど、期待とは大きく違う内容だった。ほぼ参考にならず。ノンフィクションというよりは著者の経験談・感想が多い。風俗嬢は普通の人でもなりうるということを伝えたかったんだろうが、真逆のメッセージを伝えてる気がしてならない。2014/02/08
afuremark
3
インタビューがメインではなく、インタビュアーの感想がメインになっている。内容が薄く、ルポとしてまるでダメ。僅かな考察にも深みは全く無し。良かったのは表紙のイラストだけ。2013/06/15
鈴木
2
ふぅん?という感じ。聞くほうも答えるほうも、元風俗嬢だから、なんだか曖昧。答えは何も出ていない。結局お互い傷に触れられてないんじゃないかな。上っ面のインタビューに、それぞれの独白。さらっと読むにはいいかもしれない。2012/02/08