内容説明
男子校1年の遠藤は自称“エロセレブ”。2つ歳上の女とSMならぬSS関係を続けるが…。“エロ”から始まり、“ラブ”に落ちた、ぼくとナオミの恋の行方。逆走する純愛小説の傑作。『黒冷水』の著者が贈る文藝賞受賞第一作。
著者等紹介
羽田圭介[ハダケイスケ]
1985年生まれ。現在、明治大学在学中。2003年高校三年在学中に、「黒冷水」で第40回文藝賞を受賞してデビュー。選考委員に絶賛される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
103
下ネタ満載です。タイトルからして下ネタですし。男子校に通う遠藤は自称エロセレブ。エロのことばかり考えています。2歳年上のナオミと恋に落ち、少し変わった純愛が面白いです。セックスするとなればSMプレイならぬSSプレイ。遂には包茎問題まで。最初から最後までエロが貫かれた精神にあっぱれですね。エロへのひたむきな好奇心が尽きないバカ話です。ここまであっぴろけにエロを描いていると逆に清々しい。文庫化の際に『不思議の国の男子』に改題されたそうですが、結局男はバカだよねってことで。2016/02/05
takaC
69
頑張れ、高校一年生。2017/08/31
mmts(マミタス)
29
タイトル通り、これは女性が読んでも何ら得られないような。下ネタに耐久性あれば、こんな男子が居たなーとか懐かしくなるけど。ヤンキー系の男子が多かった高校だったから、こんな風に下らない会話を聞かされました。元カレが男子校出身だったために、こんな風に男子校あるあるネタを自慢されました。結局、この小説は何が伝えたいんでしょうか。羽田さんの体験談?メッセージ性は皆無だし、ひたすら男子が好きな下ネタしか書かれないし。暇潰しになったけど、そのうちに読んだことを忘れるかな。感想さえ浮かばないもん。2015/06/18
ichi
24
【図書館本】男子高校生の下ネタ話、恋愛話がすべて。でした。男子校というのはこういうものなのでしょうか?と読んだ女子は思ってしまいます。2016/12/24
ももかさん
22
題名からして妖しい。妄想の入り雑じった話。内容はほぼ同意できる。懐かしさを感じます。下らなすぎて笑っちゃいます。この作者は淡々としている感じ、そのまま何となく終わってしまう内容。私は分かるけど他の人からは面白い話なんだろうか。2015/07/25