内容説明
名物連載コラム「男性自身」の先駆となった一連のエッセイと、日本の各種の名門企業を訪問取材した「一日社員」シリーズを完全初収録。全国のサラリーマン・OL諸君必読。
目次
1 山口瞳氏の生活と意見(遊びなんか嫌いで嫌いで、大嫌い;チョウさんの結婚;巨人軍は優勝できるか;エブリまんがろん;結婚式の夜 ほか)
2 山口瞳氏の一日社員(不死身のヒノマル印―日本水産の巻;女で稼ぐ真珠王―ミキモト・パールの巻;五輪・セイコーの秘密―精工舎の巻;マイ・カー・ヒロシマ―東洋工業の巻;銚子生れの“第三の味”―ヤマサ醤油の巻 ほか)
著者等紹介
山口瞳[ヤマグチヒトミ]
1926年、東京生まれ。小説家。寿屋(現・サントリー)で広告制作にたずさわり、後に作家活動に入る。1963年、「江分利満氏の優雅な生活」で直木賞受賞。1979年、「血族」により菊池寛賞受賞。『週刊新潮』の1963年12月2日号より始まった連載「男性自身」は1995年8月31日号まで31年9ヶ月、休載なく1614回続いた。1995年逝去
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感想・レビュー
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さっと
9
著者の没後10年の2005年刊だが、中身は初出が1964~1966年にかけての単行本未収録エッセイ。たぶん小玉武『係長・山口瞳の処世術』の中で知ったんだと思うけど、高度経済成長期の会社見聞シリーズ「山口瞳氏の一日社員」(連載はオール読物)を読みたくて。社名が漢字からカタカナになったりしてるけど、いまもバリバリの大手ばかりで、当時から輝いておったのね。マツダの取材で広島はえらい褒められてる。そしてミキモト真珠島のインパクト。それからヤマハと本田技研と鈴木のある浜松の不思議。大人の社会科見学はおもしろい。 2022/10/29
depo
2
図書館リサイクル本。2021/02/04
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- 和書
- 恋愛論 〈上〉 岩波文庫