内容説明
落語・落語家に関するエッセイを中心に、登場人物は小朝、志の輔、こぶ平、梅橋、帽子芸「ホンジャマーの男」、小説にビートたけしとそのネタをつくった男、ゆーとぴあの「ゴムパッチンの男」とレオナルド熊…、志ん朝の思い出を美濃部美津子さんに伺い、山藤章二さんと芸人談義。演芸評論家吉川潮の極めつけバラエティーショウ。
目次
1 当世芸人事情(落語家とヤクザ;小朝、志の輔とそれに続く若手たち ほか)
2 落語的生活(私の江戸・三味の音;現代版『長屋の花見』考 ほか)
3 懐かしの奇人たち(ホンジャマーの男・早野凡平;酒と馬鹿の日々・春風亭梅橋)
4 小説芸人伝(小説ビートたけし;ゴムパッチンの男・小説ゆーとぴあ)
著者等紹介
吉川潮[ヨシカワウシオ]
1948年、茨城県生まれ。小説家。立教大学経済学部卒。ルポライター、放送作家をへて、1979年から演芸評論家として活躍。1980年に小説家としてデビュー
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感想・レビュー
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トリバタケハルノブ
1
短い小説はクサさが舞台に合っていてとても面白いが、エッセイは読んでいてときどき作者の人間性に腹が立つことがある。2010/01/17
やまほら
0
2004年に出た本を、2009年に買って、今頃読む。しかも、雑誌等に発表されたものをまとめた本だから、内容はさらに前のもので、当然ながら古い。著者の、評論的なものはあまり好きではないが、小説はおもしろい。この本でも、「小説ビートたけし」はよかった。2016/04/23
ko1kun
0
昔は(と言っても、20~30年ぐらい前だけど)面白い芸人がたくさんいたよなぁ。2009/10/02