内容説明
灰谷文学は、真実、子どもを捉えているか?今、敢えて児童文学のタブーに迫る。
目次
いま何故、灰谷健次郎か
「優しさ」という落とし穴―『兎の眼』の構造
「沖縄」へ―『太陽の子』論
「沖縄」から―『はるかニライ・カナイ』と…
「自立」とは何か(『我利馬の船出』論;『島物語』と『海の図』)
「教師」の物語―『砂場の少年』論
「家族」の行方―『少女の器』と『風の耳朶』
「期待される子ども」像―モラリストの子ども観・教育観
一つの原点―『笑いの影』論
『天の瞳』論
著者等紹介
黒古一夫[クロコカズオ]
1945年群馬県生まれ。現在、筑波大学(図書館情報学系)教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。