内容説明
あの荻野先生が読み解く。兼好法師流「賢く生きる」ための絶妙なるバランス感覚がここにある。
目次
第1章 観る―世間という魔物の正体を観察する
第2章 つき合う―疎み疎まれずに人とつき合う極意
第3章 捨てる―あれもこれもの欲望をいかに捨てるか
第4章 暮らす―こころ穏やかに日々を暮らすために
第5章 高める―わが身を内から支える品性と教養の高め方
第6章 極める―別れがあり、いつかは死ぬ限りある人生をどう極めるか
第7章 生きる―自分らしく生きるためにつれづれの境地にあそぶ
著者等紹介
荻野文子[オギノアヤコ]
兵庫県西脇市生まれ。上智大学文学部国文科卒。編集プロダクション勤務、家業の書店経営を経験したのち、1985年に予備校講師となり、「マドンナ先生」として人気を博す。ヒューマンキャンパス、代々木ゼミナールを経て、89年より東進ハイスクール講師、現在、同客員講師として、自作のVTR授業を同校の衛星放送に配給している。同時に、予備校界から国語教育全般に活動範囲を広げ、一般書や公教育の著作物の執筆、教師や保護者対象の講演なども行なっている。また、95年から兵庫県西脇市で大学受験塾Ans“アンズ”を開校し、2002年にAns中学部を併設
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感想・レビュー
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とらねこ
3
徒然草好きです。2017/08/27
水色さくら
3
○/原文が載ってないって知らなかった……。納得できるところもあり、首をかしげるところもあり。でも徒然草を全部読んでみたい!という気持ちになったので、それでもうこの本は成功だと思う。2015/08/15
雲國斎
0
筆者は有名予備校教師だね。1000年近くも前の作品にもかかわらず,徒然草には現代人をもうなづかせるものがある。すごいぞ,兼好!2005/05/19
おおや
0
捉われない
ひま
0
現代訳と著者の感想というか曲解というか、それだけで、原文が乗っていないのが残念なところ。原文をそのままに近い形で読めれば「ヘタな人生論より」なんだろうけど、このレベルならヘタな人生論の方がまだいいかも。2013/04/23