昭和天皇と鰻茶漬―陛下一代の料理番

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  • サイズ B6判/ページ数 201p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309014357
  • NDC分類 210.098
  • Cコード C0095

内容説明

御所の「食」と「お好み」の味。最後のくず湯を調えるまでの、大膳厨房での26年。

目次

1 大膳(秋山徳蔵の面接;親子丼 ほか)
2 御所と御用邸(「ふつうの日」の献立;鰹節と一匹狼たち ほか)
3 お好み(冷め加減;そば ほか)
4 儀式と御料牧場(婚儀の御高盛;高松宮邸での再現料理 ほか)
5 氷雨(名のない草はない;お好きな鰻も残されて ほか)

著者等紹介

谷部金次郎[ヤベキンジロウ]
1946年、埼玉県本庄市生まれ。日本銀行霞町分館で修業後、1964年、故秋山徳蔵の面接を受けて宮内庁管理部大膳課に勤める。以後、昭和天皇の料理番として日常の食事はもちろん、様々な儀式、行事の調理を手がける。昭和天皇崩御を機に89年、退官。その後、日本テレビ「3分クッキング」をはじめ、講演講習などでも活躍。現在、千葉県佐倉市の自宅で主婦対象の料理教室も主宰する
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くさてる

3
気取らない文体で、朴訥に、けれど誠実に語った、昭和天皇の料理番としての日々。知られざる宮中のエピソード、その世界ならではの料理の数々などの部分もとても面白いのですが、昭和天皇を、聖上(おかみ)と呼んで敬愛し続け、やがて別れの日が来たときも、しきたりにのっとって己の仕事として料理を作り続けた、著者のその姿勢に、なにより感じ入るものがありました。2013/01/03

めそめそ

1
私たち一般庶民にとって、皇室の内部事情は秘密のヴェールに包まれており、特に「天皇陛下が口にしている料理」などのようにプライベートに係るところは内部の人間でなければ絶対に知ることはできない。普段から絢爛豪華な食事をされているのか、それとも意外に質素な食事なのか。昭和天皇一代に仕えた料理番が、皇室でのエピソードを交えながら皇室の食事事情について語るエッセイ。2012/01/03

踊る猫

1
☆☆☆ 普段知ることのない両陛下の食事や宮中行事・儀式を垣間見ることができる。「食」を通して昭和天皇の人柄もわかり、興味深い一冊だった。2008/09/24

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