石牟礼道子対談集―魂の言葉を紡ぐ

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  • サイズ A5判/ページ数 352p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784309013695
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

ここに魂に響く確かな言葉がある!近代という底のない絶望の淵から、いま深い希望が甦る。三十年の発言の重み。

目次

光になった矢を射放つ(語りおろし)
まず言葉から壊れた(野田研一・高橋勤)
原質を見失った世界で(辺見庸)
生命の根源はどこにあるのか(辺見庸)
死なんとぞ、遠い草の光に(季村敏夫・範江)
色は匂えど(志村ふくみ)
『椿の海の記』をめぐって(原田奈翁雄)
落ちてゆく世界(リヴィア・モネ)
非現実の時間 現実の時間(瀬戸内寂聴)
「先生、どうして泣くと…」(三国一朗)
土に根ざしたエロス(小川紳介)
「魂たち」の海(加納実紀代)
われわれの行く手にあるもの(佐藤登美)
水俣の海の痛み・魂の痛み(森一雨・天田文治)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みあ

63
偉大な方が亡くなられたんだな。この対談集を読み終えて改めて感じた。ただ、この本を読んでいる限りでは、感受性の豊かな繊細で心優しい女性といった印象で、水俣病を世に知らしめた人という言葉とはほど遠かった。しかし語られるのはやはり水俣病のことである。あるいは近代化の矛盾の象徴としての東京、日本という国が壊れていっているという事実、そして病と尊厳性との関係。彼女の眼差しはとてつもなく鋭かった。私は胸にひりつくような痛みを感じながら読んでいた。同時に無関心であることは罪だと思い『苦海浄土』を読もうと改めて思った。2018/02/13

おおた

17
インターネットで言葉が軽々しく扱われる現代だからこそ読まれるべき一冊。人間は村を捨ててどんどん集合していくが、それは自然との接触を減らすことでもある。西欧同様に自然は拓くべき対象となり、植物や動物に限らずに水や空気すべてによる「生命の連続性」が失われていくと嘆く。人間だけの世界という認識は傲慢であるが、それでも人を「ゆるす」思想をもっと知りたくなった。一方で著者は数字にはめっぽう弱く、数年単位がひとかたまりになったりして語られ、これが本当のマジック・リアリズム。『苦界浄土』以外も入手しやすくなってほしい。2016/04/11

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