内容説明
戦後日本の男たちが“和製ハードボイルド／ヒーローズ”に託さざるをえなかった「男らしさ」の幻想とは！！『殺人群集』、『化石の荒野』から『スローなブギにしてくれ』、『檻』、『テロリストのパラソル』、『新宿鮫』まで縦覧。
目次
ハードボイルドと男たちの物語
第１部 日本のハードボイルド小説の勃興
第２部 組織と傷だらけの人生
第３部 男たちが愛したもの
第４部 変貌する時代のなかで
第５部 アメリカの影に抗して
ハードな時代を生きるために
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんぶん
16
【図書館】ハードボイルド４０年史、いささか著者が偏り過ぎな感じ。 もっと、海外、国内、色んな作者を網羅せねば描き切れないのではと思う。 それに、好きな作家を繰り返し使っている。 ちょっと偏向し過ぎな気もする。 もっといろんな作家を取り挙げてのハードボイルド世界が欲しかった。 小野俊太郎のネームバリューも無いのが悲しい、もっとも知らないのは私だけかも知れないが・・・タイトルも拙い、もう少し気の利いたタイトルは無かったのか・・・2025/07/03
