内容説明
愛猫アブサンの死から五年。アブサンが残してくれた贅沢な余韻をあらたなエピソードで綴る感動の書き下ろしエッセイ。大ベストセラー“アブサン”シリーズ第三弾。
目次
第1話 アブサンの置土産
第2話 アダチの物語
第3話 アブサンの通り路
第4話 逢魔が辻
第5話 鈴の音
第6話 ステテコの気分
第7話 アブサンの夢
第8話 残り香
第9話 アブサンの贈り物
第10話 あみだくじ
第11話 写し絵
第12話 アブサンの丈夫
第13話 アブサンの命日
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すなどけい
6
アブサンの死後5年経っても変わらない著者と奥様のアブサンに対する愛情が伝わり、和んだり、ほろっとさせられたりする。庭に遊びに来る猫をアブサンの死後も家の中に入れないと、二人で取り決めされていることなぞもアブサンの存在がいかに大きなものであったかを想像させる。生きているものの最期に立ち会うのは辛いけれど、できないのはもっと辛いんだろうな。そんなことを思うと寝ている愛猫のフワフワしたお腹につい顔を摺り寄せたくなってしまう。2016/10/28
Maki Uechi
4
★★★☆☆2016/11/18
清少納言
4
アブサンシリーズを続けて読んだため、内容がかぶり、お腹いっぱいになってしまった。2014/01/21
wasabi
1
願わくば、カミサンのアブサン記も読んでみたい。猫についてまったくの素人から出発して、最期を腕の中で迎えられた。ダンナにはカミサンの知らないアブサンとの関わりがあるように、カミサンには案外それ以上のダンナが知らない関わりがあったのだろう。2009/05/24