内容説明
菊作りの流行に隠された秘話。江戸っ子に宇治茶を広めた男の情熱。狐の嫁入りと噂された女の謎。江戸の人情噺、怪異譚を、巧みに語った傑作小説集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
高橋 (犬塚)裕道
5
星3。短編と言うより小話。中々興味深い話もあったりして楽しめる。各小話の終わりに出典や関連情報があるので興味を持った話についてはそれを手掛かりに探るのも楽しそうだ。だがこの出典や関連情報が大変小さな文字で、老眼の私には読むのが辛い。もう少し大きな活字で載せて頂きたい。2017/12/06
かおる
3
一遍10P程の江戸風刺小説。御江戸の人々の暮らしなどをショートショート見たいにしたててある。宇治茶を学びに江戸から京都へ行く茶師や惚れた幼なじみを待つ傘売り当たるも八卦、当たらぬも八卦、占いの言葉は受け取る人しだいの狸の卜者江戸の大人の玩具や樽屋と九人の女が面白かった2012/06/08
小林ミノリ
1
江戸時代の記録から採取した日常系の噺から怪異譚まで、簡潔な文体で綴られる江戸の粋を網羅した、ショートショート集。
さびる
0
菊作りの流行に隠された秘話、江戸っ子に宇治茶を広めた男の情熱、狐の嫁入りと噂された女の謎などなど、江戸の人情噺、怪異譚を、巧みに語った23編の小説集。
くー☆
0
歴史は苦手ですが、少し興味を持ちました。勉強の息抜きにぴったりの本だと思います!!!2016/03/08