内容説明
1999年7月、預言の月が当たり前のように通り過ぎて…これ以上ない未来に行き着いた“わたしたち”の運命を透視する感動作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
namakebot
1
たぶんいままで読んだどんな小説よりもおもしろい2014/08/14
じゅん
0
★★★★☆これまでの作品と違い物語性と細部が豊かで、わりと文学っぽい作品になっていてなかなかおもしろく読んだ。この作者特有の浮遊感のあるフラフラした文体は、簡明な言葉を使っていてもどこか引っかかるというか、視覚型の描写が多くてスムーズに読み進められず、いい意味でクセになる。今回はわりとわかりやすい「わたしと世界」のテーマなのだけど、わたしが周囲の環境に流され変化しつつも、どこか離人症的に浮わついた内面のまま、決して周囲と噛み合わない感じが出ていておもしろかった。あいかわらず変な作家だなあ。2017/03/18
きなこうめ
0
主人公の母は家を出たきり帰らず、妹は親戚の家に預けられる。父は義足の女と再婚し、妹を連れ戻し、仕事に没頭し倒れる。義母と妹との3人の生活が始まるが…失恋に妹の事故 どこか冷めた口調で淡々と語られていくのが寂しい作品だった。安齋氏がとても素敵だなと思った2010/11/23
kanzmrsw
0
傑作です。二十歳前に読むといいかも。2008/05/26
HH
0
著作のこれまで読んだ小説に比べ、物語の道筋や情景描写が鮮明で、ヒコやO介にあった詩的な魅力とは異なった良さがあった。とはいえ掴み所のない独特の空気があり、一気に読まされてしまう。悲しく暗い部分もあるが、そこに春が差し込んだかのような、一瞬の光を確かに見たような気がした。2024/02/06
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