内容説明
性と愛を描いた80編。明治以降、日本の文学者は「性」と「愛」を、どのように表現してきたか。鴎外、荷風、潤一郎から渡辺淳一まで74人の文学者の作品80編を簡潔に紹介するユニークなブックガイド。
目次
第1章 女の魔性に跪く男の愛―谷崎文学の世界
第2章 発禁書と猥褻裁判
第3章 エロス・官能・まぐわいの詩歌
第4章 少年少女から男と女への変容
第5章 官能する文学―豊饒な性の世界
第6章 お洒落なエロス・共感するエロス
第7章 凄絶な生きざまの愛と性
第8章 ちょっと危ない愛と性―「あぶ・らぶ」の世界
第9章 男も骨灰になるまで…―老いと愛と性
第10章 死ぬほど愛して…―愛と性と死と