内容説明
本書は、一九八五年の「第一回『小さな親切』はがきキャンペーン」から、一九九五年の第一一回までに応募のあった、およそ五万四千通のはがきのなかから、一二三篇を収載したものです。
目次
第１章 胸にじーんとくる話（おばあさんのハンカチ；さいごの手紙；水玉模様の笛袋 ほか）
第２章 生きるファイトがわく話（ありがたい一日；おばさんの勇気；自分で選んだ道だから ほか）
第３章 優しい気持ちになれる話（おまわりさんのごほうび；おじいちゃんのかじかんだ手；故郷のおふくろ ほか）
第４章 心があったかくなる話（罪を憎んで人を憎まず；お姉さんの手作り弁当；優しさの詰まった学生カバン ほか）
第５章 何だかうれしくなる話（すがすがしい女先生；めぐりめぐって；青ヘルメットの月光仮面 ほか）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
どんたこす
5
1、2分で読める「ちょっといい話」が満載。自分のお気に入りは、10円を届けた子供にお巡りさんがありがとうと言って自分ポケットから10円をあげた話。親切から学ばせてもらう、教えられることがある。そのことが感動と共感を生むのだなぁと思った。2019/05/17
ねなにょ
3
親切にされると、それが、どんなに小さくてとても嬉しいもの。そんな小さな優しさから、わりと大きな思いやりが散りばめられている本。でもね、こんなこと、本にする必要がないくらい、日常生活で当たり前のことにならなくちゃ。以前、とても混んだバスに乗った時の事。すぐ近くに語学留学生らしき日本人の男女。彼は、彼女を開いた席に座らせた。若い人で座っているのは彼女のみ。彼らの周りには、赤子連れの私以外にも、お年寄り等が辛そうに立っている。こっちでは、小学生くらいの子供でも、お年寄りや妊婦、赤ちゃん連れには、席を譲ったり、ド2013/02/23
totoroemon
0
一歩踏み込むことができればありがとうが増えるんですね2014/08/15
蒲原千春
0
どのお話も感動や気付きを与えてくれました。読みやすい本でした。2013/08/24
麻美
0
小さな親切から大きなものまで沢山のいい話があってほっこりした気持ちになりました。2011/08/14
