内容説明
きっと彼女に白いヴェールをかぶせて赤いコンバーチブルで連れて帰ろう。高3の夏をグルグルまわったミオと僕の恋。全審査員を感動させた純・青春小説。第32回文芸賞受賞作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
K
33
アメリカのテレビドラマのハイスクールもののような世界が独特の文体とテンポで繰り広げられる。伊藤たかみさん読んだの初めてだけど他の作品も読んでみたい。2017/12/05
kuu
4
偶然に手に取った。作者はとてもロマンチストなんだろうな。 携帯電話もない時代の高校生の恋愛小説。自室に電話を引いているような恵まれた環境で、とんがってもいるけど、かわいらしい。『ウェストサイドストーリー』を思い浮かべた。2017/09/16
あかり
0
高貴な漫画のドラマ版を見ているような感覚が良かった。また回想シーンを彷彿したト書き。ここ数日、たかみ氏にハマっている私としては、これは大好き。だが、読者メーターの感想が少なすぎることに驚く。先日、夏らしい書籍が読みたいと思い、図書室で手に取った「八月の路上に捨てる」が、たかみ氏お初の出会い。それよりも、こちらの方が、夏らしさ全開で満足がいく。夏を感じた。主人公、カオル(男子)の語りべが「ーかしら」「ーだもの」の女口調は省いた方が良いと思った。2015/08/10
遠い日
0
040815【読書ノート】評価★★★2004/08/15
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0
伊藤たかみさんの処女作がどんなものか気になって。一時代前のドラマを見ているような印象を受けた。我々が送った高校生活とは似ても似つかないものだ。ケンカにナンパ、タバコ…そういう時代を過ごしても、結局は普通の大人になってしまうのか。2011/08/24