内容説明
これぞ新しいドラッグ(薬)の楽しみ方。薬効は、その成分や処方ではなく、名前やパッケージ・デザイン、広告表現や五感に訴える全体のイメージによって支えられている。見ているだけで万病に効いてくるような気がする、愛しい、かわいい、おかしい、懐かしい薬の絵姿を一堂に集めた、大衆薬の歴史博物館。
目次
はじめに テキメン!美術館
序の章 セイロガンのラッパ
第1章 妖怪の薬はよく効くか
第2章 薬売る怪しき人々
第3章 苦しみの仮面を外す薬
第4章 紙風船を待ちながら
第5章 薬売る芸もオマケのうち
第6章 お母さんはなにかを隠してる
第7章 薬の国の動物たち
第8章 なぜ熊は鯉をしょったのか
第9章 類似品もお娯しみください
特別付録 ニッポン万能薬事典
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひねもすのたり
10
明治から昭和30年代までの薬のラベルや広告を解説したもの。 仰々しいタイトルの割にはかなり軽めな一冊でした。 レトロが好きなら『浪漫図案 明治・大正・昭和の商業デザイン』がおススメ。★32021/01/16
みかりんご。
0
【図書館】ロシアを征する丸薬──「正露丸のラッパ」のことは少しだけ。あとは薬袋(パッケージ)や民間薬について等のことが書かれていて。「忍者が売薬行商人に扮して全国行商」や、「なぜ熊は鯉をしょったのか」ほか、ちょっとした雑学知識を仕込める一冊。巻末の「ニッポン万能薬事典」が一番タメになったかも!?2014/06/29
がんこちゃん
0
薬の袋はかわいいが、内容はこれといって。軽く読めるがそれこそ毒にも薬にもならない;;2012/05/29
澤水月
0
941204
tkm66
0
ちょこちょこ読んでいますね、この著者。2009/01/12