内容説明
ついに発見、現代文学のアザー・ワールド。
目次
慶長7年の“グランド・ゼロ”(飯嶋和一)
「草の種族」の消息(魚住陽子)
遠くのヒミツ(角田光代)
月の光(小浜清志)
無用の叫び(佐藤洋二郎)
透明な風景と、不透明な「何か」(鈴木隆之)
夢の中の光(辻章)
幻の中の幻(中村隆資)
書くということ(野中柊)
「よく知っていない何か」(保坂和志)
ホワイトデイのために(真木健一)
いちばん気持ちいいこと(三浦恵)
サラリーマンの悪夢(盛田隆二)
箱庭の中の高倉徳太郎(結城真子)
アルファベットの傷口(多和田葉子)
幻視建国序説(笙野頼子)
放談 高級オタクのためのオポチュニスト宣言(島田雅彦;久間十義;奥泉光)
わたしは忘れない(馬場広信)
雑談 なにもしてない馬鹿女の修業時代(松浦理英子;笙野頼子)
夏至南風〈カーチィベイ〉(長野まゆみ)
天使放牧場のサーカス(山口泉)
激論 W村上以降の新人作家徹底検証(富岡幸一郎;清水良典;八角聴仁)