内容説明
渋沢龍彦の四度にわたるヨーロッパ旅行の記録を数々の旅の写真や絵ハガキとともに全て収録。編者による詳細な註と案内、解説を付し、わかりやすい「ヨーロッパ・ガイド」として新編集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
relaxopenenjoy
7
4度のヨーロッパ旅行の旅日記(公開を前提としてない、ノートにつけていた個人的日記を書籍化)。堀内誠一一家、出口氏ら小川氏らと小旅行、種村氏、安野氏等も出てきたり。芸術、特に絵画関係や庭園に興味があればより面白いかもしれない。ごはんは、和食や中華をよく食べている印象(気持ちは分かる)。夫人提供による写真も。常にサングラス。以前、堀内誠一展図版本でも見たことがある、フランスのどこか街角で撮られた旅の一行の写真が格好いい。編者による注が手厚い。メモ:マニエリスム。2023/04/17
かず
3
空港まで三島由紀夫が楯の会の制服を着て見送りにやってきたというエピソードがものすごく感慨深かった。2013/01/02
sakura-rose
0
この本に彼の思想の凝縮された旅がある。本当にこれが滞欧初??と思えるほど、恵まれた滞在がうらやましい!感性と知性の差なのか。