内容説明
「ごめんなさい」といってみたい、時期遅れのクリスマス・プレゼント。夢の誘導、奇妙で残酷な味わい、イメージと色彩の氾濫、ポリフォニックな技法の実験…。著者の想像力の水源に浮かぶ鮮やかな花びらの数々。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
阿部義彦
16
初めて入った古本屋で思わぬ拾い物。珍しい橋本治のショートショート集です。初読み。18編も入ってます。余り分かりやすいオチは無いがコレはなかなか面白いです。冗談に冗談を重ねる「マタンゴを喰ったな」「更にマタンゴを喰ったな」なんか筒井さんみたい、というか治ちゃんは筒井さんの影響大とは自ら書いてました。全体的に筒井さんの「エロチック街道」と似た作風。後書きで良い事言ってる。『私は"役に立つ小説"が好きでない。日本の小説って結局"分かりやすく真面目に"読者に迎合してると思う。』結構実験もしていて読めて嬉しい。2025/08/16
ぶっちゃん
4
前から読もう読もうと思っていた橋本治。亡くなったからじゃないけど、これを読んでみた。 ショートショート。ぶっ飛んでる。うん、かなりぶっ飛んでる。2019/02/02




