内容説明
故郷から、家族から、逃れるために少年は東京をめざした。清冽な孤独のちからで魂の叫びを結晶させた、『木橋』『捨て子ごっこ』につづく純文学作品集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひねもすのたり
4
前半が著者の中学時代。 後半が集団就職で上京後、離職するまでを描いています。 著者はこの三年後１９歳で事件を起こすことになります。 前半の暗さに対して後半は青春小説的な光が差しているようにも感じますが、結果的に救われない魂の記録となってしまったことが残念です。2012/04/19
ヤマダ キヨシ
0
☆☆☆☆☆2017/08/16
