内容説明
美しく朽ちてゆく不感症の娼婦キキと彼女に恋する少年シンキ。世界の終わりで愛を問いかける著者最新の小説集。
感想・レビュー
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眠る山猫屋
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静かに降り積もる砂に侵食されて、終わりかけた世界。不感症の高級娼婦キキと、孤独な研究者シンキ。 防護マスク無しでは一時間も生きられない世界で二人は出逢い、未完成の〝戦車〟を通じて気持ちを重ね合わせていく…。 救いのない世界で刹那的にしか生きられない二人は、一瞬でも幸せだったのかな。 雰囲気がすごく好きだった物語。再読。2020/06/04
