内容説明
北国の幼いいのちの、営みと叫びを通して問う生の真実。親に捨てられ、弟を捨てる。貧困におし潰されながらも、勁く生きる子どもたちの姿を透明な抒情のなかに刻む話題の純文学作品集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
GaGa
35
死刑が執行され、今や故人となった永山則夫の小説。「破流」「捨て子ごっこ」の二編。どちらも獄中で書かれたもので、いたって未熟な作品である。ただ、私小説としての完成度というよりも、不思議なもので作者自身が客観的にこれらの物語を書書いているのでハードボイルド文学のような錯覚を覚える。商業的なものから離れ、隔離されるとこのように主観に満ち溢れたものを客観視できるのかと思うと興味深い。2013/04/30
無識者
11
母が子供4人を残し、青森の実家へ(おそらくギャンブル依存症の)父から逃げる形で行った。残された子供の中で則夫は一番の年少で、足手まといな存在となりさらに兄弟からも遠くに連れていかれ捨てられる。冒頭が米軍のトラックに群がって「ギンミーチョコクレ」といいチョコをもらい、最後にチョコをくれない日本軍のトラックに向かって「ギンミーチョコクレ」という場面が切なかった2015/08/25
kiti
1
永山基準で有名な永山則夫の自伝的小説。 主人公Nの中学時代を描いた「破流」と5歳頃の「捨て子ごっこ」の2編が収録。 叙情的。2012/05/14
ヤマダ キヨシ
0
☆☆☆☆☆2017/08/16
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