感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Keiko Ota
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青い海と山に挟まれた紀伊半島の、祖先の多くが新天地を求めてアメリカに渡った村。そこで生まれた主人公と、会うことのなかったアメリカ在住の祖父や取り巻く人たちの数奇な運命。 運命のいたずらというにはあまりに過酷な事が続く中で日々を暮らす主人公の気持ちを想像すると、胸が苦しくなりつつ一気に読んでしまいました。 舞台の村が私の母の郷里で親戚の多くが移民しているという境遇も共通していて祭りや寺や神社等の風景と映像が浮かび、方言が蘇ってくる。とても特別な作品になりました 2018/09/09
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