日常の極楽―オバサンの未来を考える

日常の極楽―オバサンの未来を考える

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784308004830
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

ささやかな日常の時間をもっと価値あるものにするためにもういちど足もとを見つめなおしてみてほしい。案外、身近な暮らしの中に極楽はある。“オバサン”とその男性形名詞“オジサン”に贈る世紀末ライフスタイル論。だから、オジサンだって読んでほしい。

目次

オバサンとオジサン
温泉ブームの正体
ナリキンとスノップ
「白柔温甘」のおわり
鍋の中の時間
専業主婦の誕生
ランチタイム考
ストレスとビジネス
都会と田舎
心の都会化について考える
鍋もの・宴会・個人主義
オシャレ感覚
日常着とシェルター
キッチンのスターたち
暑さの悪循環
ヒマ潰しの研究
サバタリアンの休日
男と女の南北問題
ハレガレからの未来

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

xtc1961ymo

4
雑誌「マダム」に連載された雑文家兼農民画家の玉村さんのエッセイ。かなり昔(1988〜1989)にかかれたにも関わらず今で言う、環境問題に対する疑問や、遺伝子操作にも繋がる、薬物の使用に、危機感を募らせていて、さすがと思います。また一方ではオバサンをどうするかなどといった、些末な雑事にも、相変わらず筆が立ち、硬軟あわせて、玉村ワールドが楽しめます。鎌倉書房版をブックオフで見つけました。2015/03/08

Mayu

3
箱根のテラッツァにある、著者の絵のファンで、読んでみました。最近自分が考えていることと、問題意識が近い気がして面白かったのですが、1990年に出版された本と知ってびっくり。GNPで豊かさを測ることのおかしさや、生活のてごたえのある日常を失い、自分で作物を作って食べていれば発生し得ない莫大なコストが普通に食べている農作物にかかっている社会の矛盾、原発問題にも言及されていて、20年前の本とは思えないなぁと感じました。とはいえ、文体は小難しくなくて読みやすく、普通に会話しているような感じでためになる本です。2014/02/04

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