内容説明
ココ・シャネルが本書の中心人物であるが,その揺れ動き時代も重要な役割を担っている。そして彼女が仕事を通して得た幾多の友情やライバル、または恋の相は素晴らしい人物たちで、単なる端役を演じている訳ではない。一つの時代、いや幾つもの時代が、二百枚あまりの写真で甦ってくる。その大部分は未発表のものであり、エドモンド・シャルル・ルーによって集められ、写真入りのエッセイとなった。
目次
セヴェンヌの栗林のなかで
フランス農村の凋落
20世紀初頭のソームュール
ソームュールのある8月
カブリエルの誕生
市場の生活
孤児院
ムーラン、ミサと信仰の行進
令嬢と貧乏人
シャネル、売り子に
サント・マリー附近
第10騎兵連隊の伊達男たち〔ほか〕