出版社内容情報
《内容》 胃カメラの開発をきっかけに,満を持していたように日本では内視鏡が興隆期をむかえ,現在に至るまで続いている。
本書は今日の内視鏡の隆盛を築かれた先人から,いかに工夫,努力して内視鏡を臨床に役立つ有用な検査法に育てられたかをうかがい,記録に止めたものである。
先人の苦心,業績など歴史を学ぶことにより,何を目指すべきか示唆した本書は内視鏡を志す方々はもちろん,臨床医の方々にも自信をもってお勧めしたい一冊である。
《目次》
内視鏡の歴史/日本における内視鏡の黎明期(胃鏡の時代)/胃カメラの誕生/胃カメラの実用化・普及/ファイバースコープの登場と輸入/ファイバースコープの国産化/胃生検用ファイバースコープ:すべての道は早期胃癌へ/上部消化管パンエンドスコピー/食道鏡/コロノスコープの開発/コロノスコープの挿入/小腸鏡/十二指腸鏡/ERCP/内視鏡的乳頭切開術(EST)/膵・胆管の内視鏡検査/超音波内視鏡(EUS)/色素・拡大内視鏡検査法/緊急内視鏡検査・止血/まとめ