内容説明
労働眼科学は眼科医には耳新しい言葉でも、産業界の異常な発展進歩のなかで働く者の健康を守るための実践医学として、専門医制度の教育においても重視されている一領域であり、救急医療と共に、将来の日本を担う眼科医や研究者につねに関心をもって貰わねばならない学問です。しかもこの学問は、科学技術の発達と共に変貌していく宿命をもっています。
目次
職業性眼障害の推移
スポーツによる眼外傷
眼の加齢(加齢による形態変化;眼機能の加齢;高齢者の交通事故と眼)
無重量空間における眼の生理学
宇宙空間における視力・視野
中間距離視力の意義と対応
視野障害と交通安全
色覚異常者の運転能力
VDT視作業と照明
VDT作業と眼疲労
コンタクトレンズによる非感染性角膜障害
化学物質および火傷による眼障害
網膜の光傷害
鈍体外傷による網脈絡膜病変
外傷性視神経損傷と初期治療のあり方
眼球損傷の硝子体手術
眼瞼外傷の応急処置と形成手術
重度視覚障害者の残存視機能
視覚障害者の失明予防
労働者災害保険と眼科医
-
- 和書
- 世界史年表 (新訂)