出版社内容情報
《内容》 様々な疾病や外傷等による臓器や組織の障害に対する治療では,最終的に自己組織の治癒能力により正常な構造と機能を取り戻し維持することが理想的である。しかし,何らかの理由により自己組織の修復能力のみでは十分な治癒が得られない場合,正常な臓器あるいは組織の移植手術は極めて有力な治療法の一つであり,疾患によっては唯一の治療法となる場合がある。
本書では,眼組織移植医療の手術テクニック的な記述よりも,組織移植の最新の知見を臨床と基礎の両面から掘り下げてわかりやすく記述した。
《目次》
眼組織移植の歴史…山口克宏/眼内炎症における免疫反応のメカニズム…川島秀俊/外眼部疾患と組織移植における免疫反応…田川義継/強膜移植…草刈匡世・佐藤哲二/角膜移植の臨床成績…園田 靖・浅谷哲也・村松隆次/オキュラーサーフェスと移植…森重直行・熊谷直樹/角膜移植後免疫反応におけるサイトカインの役割…山上 聡/角膜移植と創傷治癒…小幡博人/人工角膜-現状と将来の展望…島 潤/眼内レンズ移植と免疫反応…西 起史・西 佳代/網膜移植…富田浩史/幹細胞移植…高橋政代/人工眼…鈴木 聡/視神経移植…根岸久也・窪田伸矢/異種移植における免疫反応…沼賀二郎・蕪城俊克/同種移植における免疫反応…佐野洋一郎/現在までの臨床応用とその成績…阿部俊明/再生組織工学の発展-21世紀の移植医療…福島美紀子・谷原秀信
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