出版社内容情報
《内容》 著者からのメッセージ血小板凝集能およびその亢進については種々の機会に語られながらも,この亢進と病態や疾患とのつながりについては,今まで明確に捉えられていなかった。血小板凝集能のクラス分け(1~9)と亢進の程度を,自動的に正確に示す測定法が利用できるようになったことから,この亢進と疾患(頭痛,めまい感,回転性めまい,失神,痴呆など)との関連,そして亢進の是正でこれらを治療,予防することができることを世に初めて示したのが本書です。血小板凝集能亢進症の是正で,多数の患者が救われるよう皆様が実践して下さることを切に望みます。 《目次》 血小板凝集能亢進症と種々の疾病・病態血小板凝集能亢進症と緊張型頭痛,片頭痛閃輝暗点片頭痛における血小板凝集能亢進是正による治療血小板凝集能亢進症とくも膜下出血様発作血小板凝集能亢進症とめまい感,回転性めまい血小板凝集能亢進症と失神発作血小板凝集能亢進症と過換気症候群血小板凝集能亢進症によるcomorbidity(他疾患の併存)血小板凝集能亢進症と高血圧症健常者の血小板凝集能の分布,年齢別・性別分析血小板凝集能亢進症と脳深部白質病変ビンスワンガー痴呆と高齢健常者の血小板凝集能亢進症の頻度ビンスワンガー痴呆とアルツハイマー痴呆における血小板凝集能亢進症血小板凝集能亢進症性痴呆における凝集能正常化の効果血小板凝集能亢進症の是正による脳深部白質病変の増悪防止血小板凝集能亢進症と細小動脈硬化血小板凝集能亢進症の正常化による脳循環血流量の改善血小板凝集能亢進症におけるその是正の実際など