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出版社内容情報
《内容》 編者からのメッセージなぜペニシリン耐性肺炎球菌が問題なのか。1)肺炎球菌は急性中耳炎の最も頻度の高い起炎菌である。2)ペニシリン耐性肺炎球菌はペニシリンだけではなく,セフェム,マクロラ イドなどにも耐性を示す多剤耐性菌である。3)ペニシリン耐性肺炎球菌による急性中耳炎は,家庭内や保育園などで容易 に感染する市中感染症である。以上のことから,起炎菌の薬剤耐性化により変貌する急性中耳炎を多方面から再検討し,適切な治療と耐性菌を増やさない抗菌薬の使い方を紹介するとともに,鼓膜切開,鼻処置などの排膿手段の重要性も喚起したい。 《目次》 世界のペニシリン耐性肺炎球菌の現状/ペニシリン耐性肺炎球菌の耐性機序/急性中耳炎病態の変貌/細菌検査法と中耳炎からの検出菌/ペニシリン耐性肺炎球菌増加の要因/肺炎球菌の分子疫学─どのように伝播するのか/集団保育と耐性菌の伝播/肺炎球菌に対する免疫応答/耐性菌に対する対策/中耳炎スコアリング・システム/中耳炎のリスク・ファクターと治療ガイドライン/中耳炎のワクチン予防/中耳炎,耐性菌,感染症インターネットリンク集
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