出版社内容情報
免疫抑制薬TDMの標準的方法を示した,本邦初のガイドライン!
臓器移植時に使われる免疫抑制薬は,微量で強力な薬理効果を発揮する反面,有効治療域が狭い。そのため,TDMにより定期的に薬物血中濃度を管理し,患者の容態を観察して,薬の用量を微調整することが求められる。本書はその手法の標準的な方法を示した,本邦初のガイドラインである。カルシニューリン阻害薬,ミコフェノール酸,エベロリムスの3薬剤を対象とした。TDMに携わる薬剤師・臨床検査技師・看護師や,TDMをオーダーする医師必携の書である。
I.序論
1.免疫抑制薬とTDM
2.本ガイドラインの構成,エビデンスレベル・推奨グレ-ド
II.STATEMENT
1-Aカルシニュ-リン阻害薬(腎移植)
1-Bカルシニュ-リン阻害薬(肝移植)
2コフェノ-ル酸
3エベロリムス
III.SUMMARY
1カルシニュ-リン阻害薬
1.TDMの適応
2.PKパラメ-タ
3.TDMの方法(採血ポイントなど)
a.測定試料
b.採血ポイント(タイミング)
c.測定頻度
4.目標血中濃度
5.投与設計
6.特殊病態など
7.薬物相互作用
8.測定法
9.遺伝子多型
10.医療材料の影響
11.その他
2ミコフェノ-ル酸
1.TDMの適応
2.PKパラメ-タ
3.TDMの方法(採血ポイントなど)
a.測定試料
b. 採血ポイント(タイミング)
c. 測定頻度
4.目標血中濃度
5.投与設計
6.特殊病態など
7.薬物相互作用
8.測定法
9.遺伝子多型
10.その他
3エベロリムス
1.TDMの適応
2.PKパラメータ
3.TDMの方法(採血ポイントなど)
a.測定試料
b. 採血ポイント(タイミング)
c. 測定頻度
4.目標血中濃度
5.投与設計
6.特殊病態など
7.薬物相互作用
8.測定法
9.遺伝子多型
10.その他
索引